SEAnews 1998-09-29 ArtNo.16681

【シンガポール】コンパック・コンピューター・コープは先週、シンガポールにＥコマース・センターをオープンするとともに、インターネット・セールズ・ネットワークをベースとしたチャンネル・ビジネスの再構築計画を明らかにした。
アジア太平洋地域をカバーする同計画の下、向こう5年間に1500万米ドルを投じて顧客や再販業者にセールス／技術支援を提供する地域コール・センターを設ける。同プロジェクトに関わるテレコム・インフラには150万米ドルが投じられる。
コンパック・シンガポールのウォン・ヘンチュー重役(MD)によると、Ｅコマース・ネットワークは第4四半期に稼働、今年末までにはアジア太平洋地域全体をカバーすることになる。これに伴いシンガポールでは6カ月以内にチャンネル・ビジネスの多くがウェブ・サイトを通じて行われるようになる。
インターネットを通じた直販により、チャンネル・パートナーが不要になることはなく、チャンネル・パートナーは、据え付け／ネットワーク・リンキング／ソルーション提供／訓練等の付加価値サービスを手がけることになる。製品を再販業者経由で配達するか、コンパックが直接配達するかは顧客の判断に委ねられる。
顧客と再販業者は、2つのオンライン・サイト、“クラブ・コンパック”と“コンパック・パートナー・ネットワーク”を通じて製品や顧客情報に直接アクセスできるようになる.(BT:9/28)