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1998-10-01 ArtNo.16711
◆＜星＞東芝、デジタル・コンシュマー・テクノロジー・センター開設
【シンガポール】東芝はシンガポールにトーシバ・デジタル・テクノロジー・センター(TDTC:仮称)を設け、消費用電子産業にフィットしたデジタル技術を開発する。
東芝ビデオ＆エレクトロニクス・メディア・グループの甲斐実技術主任が火曜(9/29)明らかにしたところによると、今年末に設立されるセンターには、当初60人が勤務するが、2001年には1200万Ｓドルの研究予算が組まれ、スタッフの数も160人に増員される。その後スタッフは2003年には更に200人に増強される。
シンガポールのセンターはアジアのデジタルＴＶ市場開拓の上で重要な役割を担う。日本で十分な数の関係技術者を雇用するのは困難なため、同社はシンガポールを含む世界各地でリクルートを行う。シンガポールＴＤＴＣの地元スタッフは当初日本に派遣され、2～3年の訓練を受けるとともに日本市場向けデジタルＴＶの開発に参加する。これらのスタッフはシンガポールに帰った後、アジア市場向け製品の開発に携わることになる。デジタルＴＶは日本では2000年にお目見えする見通しだ。
東芝は日本、米国、英国にも同様なセンターを設けており、シンガポールのセンターは、3年後には、他の地域のセンターと相互補完関係を結ぶことになる。シンガポールのセンターではデジタルＴＶの他、デジタル放送やデジタル・ビデオ・ディスク関連の研究も手がけられると言う。(ST,LZ:9/30)
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