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1998-10-16 ArtNo.16915
◆＜馬＞７月の半導体輸出、Ｍドル・ベースで５４．７％アップ
【クアラルンプル】マレーシアの総輸出の20％を占める半導体輸出はＭドル・ベースでは、1997年7月のわずか2.7％の成長から1998年7月の54.7％の成長に加速、通年の成長率は1997年の16％から1998年の37％に加速するものと予想されている。
しかしこれは為替相場の変動に伴う見せかけの成長で、米ドル・ベースで見ると、前年同月比2.8％下降、通年の成長見通しも1997年の＋2.9％から1998年の－1％に後退するものと予想されている。
半導体ユニット生産の伸びも峠を越えた感が有り、より懸念されるのは集積回路(IC)の生産が1997年9月以来持続的に下降していること。ＩＣの1998年6月の生産は3カ月移動平均ベースで昨年同月比5.4％の落ち込みを見た。ちなみにＩＣはマレーシアの半導体製品輸出の70％を占める。
ＡＳＥＡＮフォー、即ちマレーシア、シンガポール、タイ、フィリピンの半導体輸出の50％以上が米国に向けられているが、米国の半導体輸入を3カ月移動平均で見ると過去3カ月(4-6月)持続的な下降を見ている。より深刻な事実は米国の月間半導体輸入を前月比で見ると、1997年9月からずっと下降線を辿っている。
米国における電子製品の発注額も極めて不安定で、成長鈍化の傾向を見せているが、これにはメモリ・チップ部門の縮小や低価格ＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)の普及が関係していると言う。(STAR:10/15)
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