SEAnews 1998-10-21 ArtNo.16966

【ハイデラバード】海外在住インド人(NRI)企業Teamasia Pte Ltd(TPL)と地元企業Greaves Ltdの74：26の合弁会社Teamasia Greaves Semiconductor Pte Ltd(TGS)は先週金曜、カリフォルニア拠点のナショナル・セミコンダクター・コーポレーション(NSC)と、後者の5インチ・ウエハー製造ユニットを30クロー(US$650万)で買収する覚書を交換した。
ＴＧＳのSubba Rao Pinamaneni重役(MD)によると、ＴＧＳはＴＰＬがGreavesから6.25クローで買収したアンドラプラデシュ州ハイデラバード近郊Patancheruの半導体製造施設に42クローを追加投資し、拡張工事を進めており、1999年下半期の試運転開始を目指している。42クローの内21クローは自己資本で、残りは借入で賄われる。
発電(3.5MW)／水処理／空調施設等を備えた工場のキャパシティーは当初の年間6000万ユニットから5億ユニットに、発電施設のキャパシティーも7ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)に拡大される。
今回覚書が交換されたウエハー・ファブ・ユニットの買収は第3期拡張計画に属し、5インチ・ウエハーが月間24万ユニット生産される。2000年3月期の営業額は85～120クローと見込まれる。原料のシリコン・ウエハーはシンガポールから取り寄せられる。同社は国内ディスクリート・セミコンダクター市場の80％、世界市場の25％のシェアを獲得、同領域で世界のトップに立つことを目指すと言う。(ET:10/19)