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1998-10-26 ArtNo.17013
◆<星>上級相、経済危機打開で米国に強力な指導力期待
【ヒューストン】シンガポールのリー・クアンユー上級相は、米国が向こう数ヶ月間に強力な指導力を発揮し、欧州/日本とともにアジアの経済危機克服を支援するよう期待している。
米国ヒューストンのライス大学ジェームズ・ベーカー研究所が先週金曜主催したセミナーの席上、リー上級相が語ったところによれば、アジア危機は国際金融システムが抱える構造的問題を浮き彫りにしたが、米国はこうした問題への対応でもリーダーシップを期待されている。
貿易自由化の利益は誰も認めるところだが、資金の流れも商品同様完全に自由化すべきか否かに関しては益々多くの者が、短期資金の移動に規制を加える必要を指摘している。
未だ経済危機の打撃を受けていない国は早期に、ブレカーを設け、過度の資金移動が生じた際には、回路を遮断し、経済的崩壊を回避する必要がある。資金の流れを規制することはコストが嵩み、経済成長の鈍化も生じさせるが、長期的には安定した成長を確保できる。仮に東アジア諸国が国内金融システムの改革の速度にマッチしたもっとゆっくりしたペースで資金市場を開放していたなら、状況は変わっていた可能性がある。
しかし全面的な資金統制を敷けば経済効率が低下し、汚職の温床にもなるだけでなく、表面的に安全な外観を呈することにより、構造的な内部問題が隠蔽される恐れがある。
リー氏は、国際的利益を実現するためのリーダーシップが欠如し、各国の私的利益を至上とする保護主義が横行したことが、1930年代の破局を招いたとするチャールズ・カインドルバーガーの「ヒストリー・オブ・ザ・グレート・デプレッション」の指摘を取り上げ、こうした教訓は決して忘れることはできないと強調した。(ST,LZ:10/25)
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