|
1998-11-02 ArtNo.17108
◆＜星＞第３四半期の民間住宅価格、前期比１３．１％ダウン
【シンガポール】シンガポールの民間住宅価格は今年第3四半期に13.1％と、四半期ベースでは過去30年来最大の落ち込みを見た。
都市再開発局(URA)が先週金曜(10/30)発表した統計によれば、特に土地付き住宅の値下がり幅は16.4％に達し、非土地付き住宅の10.1％の落ち込みを上回った。
この結果、1996年半ばのピーク以来、民間住宅価格は連続9四半期に39.6％下降、土地付き住宅の下降幅は42.3％、非土地付き住宅のそれは37.2％に達した。
前回1980年代半ばのリセッションの折りには、連続10四半期に36.2％下降しており、今回は9四半期で既に当時の落ち込み幅を上回っている。
年初9ヶ月の民間住宅販売は3109ユニットと、昨年同期を3分の1ほど下回った。また中古市場での販売数は2600ユニットと、昨年同期比44.7％ダウンした。
今後の見通しに関しては、平方フィート当たり400Ｓドル前後を支持ラインに安定に向かうと見るアナリストが有る反面、来年末までにさらに25％下降し、1993年初の水準に落ち込むと見る向きもある。(ST,BT:10/31)
|