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1998-11-03 ArtNo.17125
◆<馬>アンワル前副首相公判、国際的注目浴びスタート
【クアラルンプル】アンワル前首相の4件の職権濫用(同氏との異常な関係が噂された複数の者から、政治的地位を利用してこうした事実を否定する誓書をとったとされる)に関わる公判が昨日(11/2)、国際的な注目を浴びる中開廷したが、公判の合法性や国際人権団体の傍聴等の周辺問題が討議されただけで、4件の起訴案件に関する審理は行われなかった。
弁護側は、4件の起訴案件はいずれも1970年非常事態令第22条2(1)の条文に基づくものだが、同法は今年10月22日に国会下院において廃止が決議されており、その有効期限は1998年1月までであることから、譬え上院における承認がまだ得られていないにしても最早、同法に基づく起訴は無効であると主張した。しかしオーガスチン・ポール判事は上院を通過していない以上、関係法は依然として有効であると、同訴えを斥けた。
弁護側はまた紙上に報じられたマハティール首相の「アンワルが無罪にるなら問題だ」との発言は、公開の場で公判審理に関わる意見の発表を禁じた法廷を侮辱するものであると主張したが、判事はこれに対してマハティール首相に対する告訴手続きを採るよう求めた。
この日はまた高裁に対してアムネスティ等の国際組織の代表や法律家協会の代表が公判を傍聴できるよう特別なアレンジが求められたが、判事はこうした要求はマレーシア法廷を侮辱するものであるとし、通常通り早い者順に傍聴権を認める措置を採った。
この日はフィリピンの国会議員3人の他、欧州連合(EU)代表も務めるオーストリアやフランス、ドイツ、米国の外交官らも傍聴券が得られず、欧州の外交官は早朝6時から法廷で順番を待ったにも関わらず、傍聴を認められなかったとして、強い不満を表明した。この他、英国、米国、オーストラリア、カナダ等の外交官はできることなら、各国の代表が毎回1人づつ順に傍聴するようなアレンジを希望した。ちなみに傍聴席は64席で、内16席はアンワル氏の家族に配分され、残りの48席の大部分がマレーシアや外国の記者により占められたと言う。
この日、逮捕以前に比べ20ポンドも痩せたとされる(妹の言)アンワル氏は、青白い顔色で出廷したが、記者らに「健康状態は良好で、最早暴行されることもなく、獄中生活も悪くない」等と語った。しかし第1日目の法廷審理を終えた後は、「極めて厳しいスタートになったが、他に何ができるだろう」、「今後も公正な公判が行われるとは思えない」等と悲観的感想を述べたと言う。(ST,LZ:11/3,STARオンライン:11/2)
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