SEAnews 1998-11-10 ArtNo.17213

【シンガポール】来週ラスベガスで開幕するコンピューター業界のショー中のショーと称されるComdex Fall '98には、シンガポールの情報技術企業各社が新製品を出展するが、シンガポール情報技術(IT)史上のエポックを成す広帯域マルチメディア・ネットワーク“シンガポールワン”の完成期に開かれるだけに、シンガポール・パビリオンに関係者の注目が寄せられるものと見られる。
貿易開発局(TDB)／国家コンピューター局(NCB)／シンガポール電信局(TAS)に率いられる地元ＩＴ企業が共同展示するシンガポール・パビリオンには、マルチメディア製品からＰＣ周辺機器、ソフトウェアに至るまで、幅広い製品が展示される。
例えばPanaC!ea Solutionsは中小企業向けPanaC!ea ERPソフトウェアを、BITWaveは地元大学と共同開発したＤＳＰ(ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ｼｸﾞﾅﾙ･ﾌﾟﾛｾｯｼﾝｸﾞ)技術を用いた言語認識アプリケーション用マイクロフォーン“Speak2Me”を、Softel Communicationsはミレニア・コール・センター・マネージメント・システムを、CET Technologiesはインフォセキュリティー製品を、Optics Storageはコンピューター無しでＣＤを複製できるZAP-IT IDE CD-Duplicatorを、それぞれ展示する。
地元クリエイティブ・テクノロジーの米国子会社クリエイティブ・ラブズ・インクは、60人を収容可能な防音室を設け、サウンド・ブラスター・ライブの実演を行う。
この他、アズテク・システムズ、Adroit Innovations、ＦＩＳテクノロジー、インターネット・アプライアンス・インク、タイムズ・トレード・ディレクトリーズも独自のブースを設ける。(BT:11/9)