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1998-11-16 ArtNo.17296
◆<馬>首相、Apec加盟国のアンワル事件への干渉に警告
【クアラルンプル】マハティール首相は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の席で、アンワル・イブラヒム前副首相問題に対する諸外国の干渉が行われるなら、如何なる経済問題も解決することはできないだろうと警告した。
首相が国営ブルナナマ通信のインタビューに応じたところによれば、如何なる国も政治問題を抱えており、政治問題から解放された政府など存在しない。したがって政治問題は忘れて経済問題を集中討議すべきであり、もし政治問題を取り上げたいなら別の席で行うべきである。
前副首相の支持者は、センシティブな問題が法廷で暴露されることがないよう、大規模な騒乱の発生を望んでいる。外国オブザーバーは状況を注意深く観察しさえすれば、現在の政府が国民により合法的に選ばれた政府であり、これに対して前副首相の支持者は、国民の選択権の正当な行使ではなく、暴力により政府の転覆を図っていることが分かるはずである。
首相はまた前首相の支持者が街頭デモを繰り返すなら、外国の干渉を招き、マレーシアは独立を喪失するだろうと警鐘した。
一方、アンワル氏と異常性行為を行った罪で6ヶ月の禁固刑を判決されたアンワル氏の異母弟スクマ氏は獄中からの手紙の中で、自分は当局から強制され、罪を認めたと主張している。
それによると同氏はエアコンの効いた取り調べ室で、衣服を剥ぎ取られた上、暴行され、治安維持法下の拘留か、アンワル氏との異常性行為を認め軽罰を受けるか、選択を強いられた。取り調べ中には血液や恥毛も採取されたが、有罪を認めた後は通常の食事とタバコを吸うことも許されたと言う。
他方、アンワル氏の職権濫用に関わる裁判の検察側証人を務めるウミ・ハフィルダ・アリ女史(アンワル氏の兄嫁との密通を首相に密告後、警察から強制され謝罪文を書かされたとされる)、アズワン・アリ氏(“アンワルが副首相になれぬ50の理由”と題する書ののディストリビューター)、ノルマラ・ユソペ女史(ウミ女史の密告文を夫のムガ・ジュニド国内取引消費者事務相に手渡した)、カイルディン・アブ・ハッサン氏の4人は、アンワル氏の支持者から脅迫をうけたと警察に通報した。それによると被告の家族を含む少なくとも6人のものから、高裁ゲート前で罵倒され、精神的な打撃を受けたと言う。
この日はクアラルンプル市内の街頭デモを監視中の私服警官が、デモ参加者から追撃され空に向けてピストルを威嚇発射する事件が生じた。アンワル氏の事件を巡り警察官が発砲したのは初めてのことと言う。(ST,LZ:11/14,15)
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