SEAnews 1995-05-26 ArtNo.1738

【マラッカ】マラッカ州政府は台湾系企業ＯＲＮＡスチール・エンタープライズ・コーポレーション(M)Sdn Bhdが5億Ｍドルを投じて建設するステンレス・スチール工場の用地としてムルリマウの800ｈａの土地を提供することを原則的に認めた。
モハド・ジン・アブドゥル・ガニ首席大臣が24日の州政府定例会議後語ったところによると、6月末に予定される香港／台湾／日本視察団派遣の際に関係契約への調印を予定している。州政府はまた目下ムルリマウにおける埋立プロジェクトを手掛けているＮｏｒｔｅｋ Sdn BhdとＯＲＮＡに共同で港湾を建設させる可能性を検討しており、同問題を前者と協議する方針と言う。ＯＲＮＡスチールは昨年12億Ｍドルの第1期工事を完成、目下第2期工事を手掛けている。第1期工事では年産5万トンのブラック・ストラクチャード電気メッキ鋼管、同2万2000トンのファーニチャー・パイプ、同35万トンの冷間圧延鋼板の製造施設が設けられた。第2期工事では3億Ｍドルを投じ、97年の完工を目処に年産20万トンの電気メッキ鋼板製造施設と同14万トンの有色表面処理施設が設けられる。また今回提案された第3期工事では年産10万トンのステンレス・スチール製品の製造工場が設けられ、500人分の就業機会が創出される見通しだ。(NST,STAR:5/25)