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1998-11-25 ArtNo.17408
◆<星・馬>ローン/水供給問題で協定草案交換:首相
【シンガポール】シンガポール政府とマレーシア政府は水供給問題と借款問題に関する協定草案をそれぞれ相手側に送付、相互に検討を加えている。
ゴー・チョクトン首相は23日の国会で、最近のマハティール首相との2者会談やその後のフォローアップに触れ、以上の消息を語った。それによると、シンガポール政府は水供給問題に関する草案を11月14日にマレーシア側に届け、マレーシア政府は今月20日にシンガポールでのローン調達に関する草案をシンガポール側に手渡した。
これらの協定は両国首相により調印された後、それぞれの国の国会の承認を求めることになる見通しだ。首相は依然として両国官員の交渉過程にあるため、内容の公表を控えたが、いずれも双方に利益を及ぼすものと語った。マレーシア政府が希望する借款に関しては、シンガポール政府による直接融資、マレーシア政府発行の債券の購入、あるいは政府保証の提供と言った方式が考えられると言う。
マレーシアは水供給協定(1962年)が満期を迎える2061年以降も供給を継続することを認めており、マレーシアからの購入は、最も安上がりな解決策である。しかしマレーシアからの水購入協定が更新されたとしても、海水淡水化プロジェクトは継続する。この種の技術をマスターすることはそれ自体シンガポールにメリットになる。
両首相の会談は、両国関係が改善に向けて動き出したことを示すもので、水供給や借款問題が妥結するなら、両国関係の改善が定着化する大きなチャンスが存在すると言う。
首相は、マレーシア側が応じるなら、マラヤ鉄道KTM Bhdのタンジョン・パガル駅を買い取る考えは有るかとの野党議員の質問に対して、「マレーシア政府が売却を希望するなら市場において商業ベースで行うことができ、例えば入札にかけることができる。しかし希望価格で売却できるかどうかは、予想できない」と語った。 (ST,BT,LZ:11/24)
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