SEAnews 1998-12-08 ArtNo.17565

【クアラルンプル】昨年通年の製造業投資申請は849件、342億Ｍドルと、一昨年の929件421億Ｍドルを下回った。
通産省が先週発表した1997／98年度報告書によると、最大の申請件数を記録したのは電気／電子部門の186件(21.9%)で、以下運輸機器68件、非金属鉱物製品65件、食品加工64件、機械59件、化学品54件、プラスチック製品51件、基礎金属製品50件、金属加工47件と続く。地域別ではスラゴール／ジョホール／ペナン3州だけで、合計484件と全体の57％を占めた。また同年認可されたプロジェクトが最も多かったのは、電気／電子部門の190件で全体の25％を占めた。
1997年に受理された外国製造業投資プロジェクトの総額は144億Ｍドルと、前年の176億Ｍドルを下回った。部門別では、石油／石油化学部門が51億Ｍドルでトップ、以下、電気・電子製品30億Ｍドル、基礎金属製品16億Ｍドル、金属加工8億8740万Ｍドル、繊維7億1260万Ｍドル、化学品5億8860万Ｍドルと続く。これら6部門だけで118億Ｍドルと全体の82.4％を占めた。米国、日本、ドイツ、台湾からの投資が、全体の78.2％、112億Ｍドルに達した。
製造業生産の国内総生産(GDP)に占める比率は1996年の34.5％から35.5％にアップした。これは建設／不動産／サービス部門の成長が鈍化したため。(STAR,NST:12/5)