SEAnews 1998-12-12 ArtNo.17627

【クアラルンプル】ペナンを拠点に主にポータブルＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)用通信カードの製造を手がける米系Xircomインクは教育界／保険業界等でノートブックＰＣの需要が増すことから、同社のカード製品の売上も引き続き順調に成長するものと予想している。
Xircomのアジア太平洋地域取締役ダニー・タン氏及び広報担当のモニカ・リー女史が10日語ったところによると、アジアの経済危機に関わらず、同社のアジア太平洋地域売上は30％近い成長をみた。来年は1000米ドル以下のノートブックＰＣが出回ることから、見通しは明るい。同社はＩＢＭ、東芝、コンパック／ディジタル、ＮＥＣ、ヒューレット・パッカード、ゲートウェイ、エイサー等の主要ノートブックＰＣメーカーにそのカードを納入している。
Xircomはこの日、エリクソンと、後者のＧＳＭ900／ＤＣＳ及びＰＣＳ1900ネットワーク用ノートブックＰＣの製造に、Xircom GSMコネクション・キットを納入する契約を獲得したと発表した。納入は来年第1四半期から開始されると言う。(STAR:12/11)