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1998-12-15 ArtNo.17652
◆<星>イーストマン、オキソ工場早期完工で450万人時節約
【シンガポール】イーストマン・ケミカルはサクラ島における2億米ドル、年産15万トンのオキソ・ケミカル製造施設を、昨年3月の着工以来、記録的な短期間で完成させ、450万マン・アワーを節約した。
イーストマン・ケミカル・アジア・パシフィックのブライアン・ファーガソン社長によれば、5つのプラント中、4つが完工し、残されたNPGグリコール・プラントも予定を15日早めて12月20日に完成する。これにより工期はほぼ70日短縮される。昨年の着工時に、アナリストらはスケジュール通り完工できる確率は4つに1つと予想していたことからしても、同スケジュールを70日も短縮できたのは驚異的なこと。
また試運転には一般に70日を要するがTexanol/TXIBプラントは50日で商業生産を開始、nブタノール、オキソ、2EHプラントは、目下様々な段階のチェックを受けている。
これにより月間1000万米ドル以下、200万~300万米ドル以上の節約が可能になる他、ライバルのBASFやユニオン・カーバイドは数年後に初めてその施設を稼働できるため、向こう1、2年はイーストマン・ケミカルがほとんど唯一の窓口として製品を供給、この間に主要顧客との関係も構築できる。
ファーガソン氏によると、オキソ・プラントのデリバティブは28種類にのぼり、事業拡張の潜在性は大きい。
ちなみにイーストマン・ケミカルのアジア太平洋地域売上は、経済危機の影響で昨年の5億600万米ドルから、今年は4億2000万米ドルに縮小する見通しと言う。(ST:12/14)
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