SEAnews 1998-12-17 ArtNo.17683

【シンガポール】金融管理局(MAS)は数週間以内に地元ブティック・ファンド・マネージメント産業育成に関する政策の詳細を発表する。
今年4月に発足したＭＡＳ金融部門振興部(FSPD)が15日に催した報告会の席上明らかにしたところによると、ブティック・ファームは、小規模な独立系ファンド・マネージャーで、30社以内の顧客に奉仕、ライセンスを必要としないが、大手ファンド・マネージャーが享受している税制優遇措置は適応されない。またブティック・ファーム顧客の正味投資額は個人投資家の場合500万Ｓドル以上、法人の場合1000万Ｓドル以上。
ブティック・ファンド産業の成長は遅々としたものだが、それでもファンド・マネージメント産業全体に貢献し得る地歩を築きつつある。ＦＳＰＤは今年9月に初めて同業界との会合を持ち、双方の期待や意向に関して相互理解を深めた。数週間以内に発表される予定の政策案には同業界に対する規制、税、ライセンス等の問題が含まれる見通しと言う。(BT:12/16)