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1998-12-19 ArtNo.17712
◆<星・馬>首相、水供給とUS$40億借款問題分離で合意
【ハノイ】マハティール首相は17日、ゴー・チョクトン首相と当地で会談した際、マレーシア側は差し迫ってシンガポールで40億米ドルの借款を調達する必要がなくなったため、シンガポールに対する水供給問題と借款問題を分離する一方、シンガポール国内のマラヤ鉄道(KTM)所有地の再開発、ウッドランズ鉄道駅CIQ(通関/移民/検疫)施設、航空管制、マレーシア人出稼ぎ労働者の中央積立基金(CPF)預金、シンガポールの店頭市場CLOB(セントラル・リミット・オーダー・ブック)インターナショナル問題を水供給問題とまとめて協議するよう提案、ゴー首相はこれを了承した。
会談後記者会見したゴー首相は、「マレーシアが独自に資金調達できるようになったことは喜ばしいこと」、「マハティール首相は、将来も長期にわたりシンガポールに水を供給するマレーシアの意向を確認した」と語った。
マハティール首相は先月、ゴー首相をクアラルンプルに招き、シンガポールで40億米ドルの資金を調達する計画を明らかにし、協力を求めた。これに対してゴー首相は協力を約束するとともに、2060年以降の水供給問題を同時に協議することを提案、マハティール首相の了解を得ていた。
ゴー首相によると、シンガポールにおける資金調達の必要が無くなった今、マレーシア側はシンガポールに水を供給する必要も無くなったが、仮にマレーシアが供給を望まないなら、シンガポールも敢えてマレーシアに懇請する考えはない。しかしマレーシアは依然として水供給に応じる姿勢を表明したと言う。
ゴー首相は、マレーシアがシンガポールでの資金調達計画を持ち出す以前から、マレーシアとシンガポールのより大きな協力関係の一部として水供給や、KTM所有地の再開発、マレーシア出稼ぎ労働者のCPF預金問題等を協議することを提案していた。しかし今回、シンガポールはマレーシアの資金調達への協力と言う切り札を失った状況下に、逆にマハティール首相から両国の懸案問題をまとめて討議することを提案されたことから、KTMタンジョン・パガル駅のCIQをウドランズ駅に移転した問題等で妥協を強いられることになりそうだ。
ゴー首相は、タンジョン・パガル駅のCIQ移転問題に触れ、同問題に関するシンガポールの法的立場は明確だが、仮により大きな二国間協力の前提の下に問題が協議されるなら、マレーシア側がその法的立場を明確にする一層の時間的ゆとりを与える用意があると語った。同問題でマレーシア側は今月15日までにその立場の法的根拠を示すはずだったが、未だにそうした根拠をシンガポール側に示していない。
この日記者会見したマハティール首相は、「水供給問題と他の懸案事項は互いに関連しており、もしシンガポールが水供給とマレーシアの借款問題を同時に話し合うことを提案することができるなら、マレーシア側も同様に一括協議を提案できる。個々の問題を解決しても、他に懸案事項が存在する限り、二国間関係に影響を及ぼすため、徹底的な解決を図るに越したことはない」と指摘するとともに、1990年に結ばれたKTM所有地の再開発に関するシンガポールとの合意事項は必ずしも修正する必要はないとの立場を示した。(ST,BT,LZ,NST,MBT,STAR:12/18)
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