SEAnews 1998-12-22 ArtNo.17746

【シンガポール】世界第6位の契約製造業者、ナットスチール・エレクトロニクスLtd(NEL)は、アップル・コンピューター関連ビジネスに支えられ、クリスマス・シーズン後の第1四半期も繁忙を維持できそうだ。
ｉＭａｃのアップグレード・バージョンを近く市場に投入するアップルは、ＮＥＬに新規注文を行うものと見られ、同契約は営業額の5分の1をアップルに依存するＮＥＬの1999年の業績を押し上げる見通しだ。
ＮＥＬの株価は過去6ヶ月3.31Ｓドルの水準にあり、1998年度利益を基準にした株価収益率(PER)は21倍と、米系ライバルのソレクトロン、ＳＣＩシステムズ、Jabilサーキット等の27～37倍に比して、割安と見られて来た。しかし先週金曜には4.30Ｓドルに急騰、1997年10月の上場以来、最高値をマークした。
金曜にはやはり地場の契約製造業者ベンチャー・マニュファクチュアリングの株価も9.2％アップ、過去14ヶ月以来最高の6.50Ｓドルを記録、ヒューレット・パッカードに売上の80％を依存するＪＩＴホールディングズの株価も、1.10Ｓドルに5.8％アップした。(BT:12/21)