SEAnews 1998-12-24 ArtNo.17775

【シンガポール】マルコ・ポーロ・デベロプメントは高級コンドミニアム、アードモア・パークの10％の最初の分納金の支払いを滞らせたバイヤー5社(いずれも企業)に対する訴訟に勝利した。
5社中4社は法廷に出頭せず、略式判決が下され、1社は弁護士を立て、反論を試みたものの成功しなかった。反論を試みた1社は上訴を見送り、未納分の48万8944Ｓドルの支払いにより、問題を決着させる方針と言う。
マルコ・ポーロは初回の分納金の支払いを滞らせた74バイヤーを告訴したが、内14バイヤーについてはその後告訴を取り下げており、これらの14バイヤーは恐らく各46万8208～55万2196Ｓドルの滞納額の支払いを済ませたものと見られる。残りの50件の大部分は来年初に公判審理が行われる見通しだが、一部のバイヤーは滞納金を支払い廷外和解するものと見られる。
マルコ・ポーロの訴訟は、住宅購入者の支払いが滞った場合、デベロッパーは未納額の全額の取り立てが可能なのか、20％の頭金を没収しただけで、契約を破棄せねばならないのかと言う問題に、シンガポールの法廷が如何なる判断を下すか、テスト・ケースとして注目されていた。(ST:12/23)