SEAnews 1998-12-24 ArtNo.17779

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指し、このほど株式の公募を行ったAbric Bhdは来年はニューヨークとサンパウロに地域マーケッティング事務所を設け、輸出市場の開拓に本腰を入れる計画だ。
Abricのモハメド・ユソフ・ハシム会長によると、海外オフィスを通じてブルー・チップ顧客に対するサービス改善を図る。ニューヨーク・オフィスは北米市場を、サンパウロ・オフィスは南米市場を統括する。英国バーミンガムの既存オフィスは欧州市場、マレーシア・オフィスはアジア太平洋地域を、それぞれ担当している。
産業用シールの製造／マーケッティングとファサード・エンジニアリング・サービスを手がけるAbriは、来年は売上の22％の成長を見込んでいる。欧州市場における手持ち受注は来年一杯の繁忙を約束しており、目下米国の複数の主要陸送会社と同社製シール製品の納入交渉を進めている。
今回の一般公募分は2.7倍、ブミプトラ公募分は0.82倍の応募が寄せられたと言う。(STAR:12/23)