SEAnews 1999-01-11 ArtNo.17851

【シンガポール】マルコ・ポーロ・デベロプメンツLtd(MPDL)はＰＬクア氏に率いられるユーロアジア・グループがアードモア・パークとアンダーソン・ロードの交差点に位置する4万4100平方フィートの永久所有権付き土地に開発中の高給アパート、アードモア・ビューを1億1500万Ｓドル、平方フィート当たり1200～1300Ｓドルで買収した。
今回の買収価格は、同プロジェクトに隣接してＭＰＤＬ自身が開発中のアードモア・パーク・コンドミニアムのユニット当たり売出価格とほぼ等しい。同取引はオレンジ・グロ－ブ、アードモア、ドライコット地区で過去3ヶ月間に成約された2番目の主要な取引で、昨年11月にはラムチャン・グループが36ユニットの高給アパート、ドライコット・パーク・プロジェクトを平方フィート当たり700Ｓドルの安値で売却、関係者の目を見張らせた。
ＭＰＤＬの8日の声明は、アードモア・ビューの30ユニット中の29ユニット(残る1ユニットはサードパーティーに売約済み)の買収により資産ポートフォリオと安定した定期収入のベースを拡大できるとしている。
同アパートは1万平方フィートのペント・ハウス1ユニットを除き、ユニット当たり平均床面積3000平方フィートで、昨年初には業界観測筋は同地区の高給アパート賃貸料は月間1万2000～1万5000Ｓドルが見込めるとしていた。しかしながらアナリストは現在の市況では8000～1万Ｓドルが妥当な線としている。(ST,BT:1/9)