SEAnews 1999-01-27 ArtNo.18020

【クアラルンプル】マレーシアン・オキシジェンBhd(MOX)はクダ州のクリム・ハイテク・パークとサラワク州クチンに工業用ガスの製造工場を設ける可能性を検討している。
ＭＯＸのデービッドＪ.フラー重役(MD)が25日の年次総会後語ったところによると、ＭＯＸはクリムでは地元ウエハー製造会社とガス供給交渉を進めており、クチンでは姉妹会社のイースタン・オキシジェン・インダストリーズSdn Bhdが別のウエハー会社ファースト・シリコンSdn Bhdと同様の交渉を進めている。いずれも6月までに交渉を妥結させる計画で、ガス工場の建設には1件当たり、1500万～2000万米ドルを要する。仮に6月までに交渉がまとまれば、その1年後から供給を開始できる。
国内工業ガス市場の65％のシェアを握るＭＯＸはイースタン・オキシジェンの持分を現在の27％から49％に拡大することも計画しており、当局の認可が得られれば、同手続きは今年3月までに完成する。ＭＯＸの1998年9月期税引き前利益は前年の9533万Ｍドルから6977万Ｍドルに、営業額は4億2333万Ｍドルから3億8900万Ｍドルに、それぞれ下降した。(MBT,STAR:1/26)