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1999-01-28 ArtNo.18037
◆<馬>アンワル氏殴打事件巡り中立の調査委員会設置
【クアラルンプル】マハティール首相は27日、アンワル前副首相が拘留中に殴打された事件を調査するため中立の調査委員会を設置したことを明らかにするとともに、これまで同事件を手がけてきた警察自身の調査は停止されたと発表した。
この日記者会見した首相は、アヌアル・ザイナル・アビディン元マラヤ裁判所長官、マハデヴ・シャンカル控訴廷判事、匿名の整形外科医から成る新調査委員会は直ちに調査を開始、早急に調査報告書を発表すると語った。
今月5日にはモフタル・アブドラ検察長官が、「殴打事件の責任は警察にある」とする調査報告書を発表したが、肝心の暴行事件に関与した者が明らかにされなかったため、各方面から批判が高まっていた。
一方、26日及び27日に開かれたアンワル氏の職権濫用に関わる公判廷の席上、被告弁護人のラジャ・アジズ・アドルス弁護士は、検察側が被告の異常性行為を立証できない以上、異常性行為に関する言動を行う者にその取消を求めた被告の行為は、職権濫用には当たらないとし、被告の無罪放免を求めた。
それによると検察側が、脅し/暴行/トリックを用いて手に入れたことを公に認めた証拠に基づき法廷に有罪判決を求めた公判は、マレーシアの歴史上初めてで、オーガスチン・ポール判事は、このため1月14日、被告の異常性行為に関する全ての公判記録を抹消するよう命じた。その結果空虚な職権濫用の主張だけが残った。
ラジャ弁護士はまた、被告は政治的陰謀の犠牲者として無罪釈放されるべきであり、同時に法廷で虚偽の証言を行った検察側証人は起訴されるべきであると指摘した。(ST,BT,LZ,STAR:1/27,28)
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