SEAnews 1999-02-11 ArtNo.18191

【ニューデリー】Siel LtdのSiddarth Shriram会長は9日、ホンダ・シエル・カーズの15％の権益とホンダ・シエル・パワー・プロダクツの10％の権益買い戻しに強い関心を表明した。
シエルは当初ホンダ・シエル・カーズの40％の権益とホンダ・シエル・パワー・プロダクツの33％の権益を保持したが、前者の30％と後者の全権益をホンダに売却した。しかしその際ホンダは、シエルが2年以内に同じ価格(合計80ｸﾛｰ)で権益を買い戻すオプションを認めた。
ホンダ・シエル・カーは昨年360クローに資本金を倍増、これに伴いシエルが買い戻しを計画する株式の総発行株式に占めるシェアは15％に縮小した。
Shriram会長によると、インドの自動車市況はボトムに達しており、これ以上下がりようがない。その反面、国内自動車販売は向こう5年間に70万～80万台に拡大する見通しで、このため今が買い戻しのオプションを実行する好機と言える。
一方、シエルは目下組織再編中で、デリーの資産売却だけで今年末までに約100クローが手に入る。また複数の営業部門を分離独立させる計画で、エアコン・ビジネスの支配権益も売却する方針と言う。(IE:2/10)