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1999-02-15 ArtNo.18218
◆<馬>アンワル夫人、25日にマハティール首相の選挙区訪問
【クアラルンプル】アンワル前副首相夫人のワン・アジザ・ワン・イスマイル女史は今月25日にマハティール首相の膝元クダ州クバン・パソを訪れ、ハリラヤ・プアサの祝賀行事に参加する。
改革運動Adilのリーダーを務めるワン・アジザ女史は、最近、クバン・パソ区の国会議員選挙に出馬する可能性を示唆、仮にマハティール首相が落選すれば、首相の地位も退くことになるだろうと指摘していた。
一方、アンワル氏の職権濫用公判で、1度は検察側の証人リストに名を連ねた5人(女性1人男性4人)の内、3人目の男性も自白は警察により強制されたものであると宣言した問題に触れ、ワン・アジザ女史は、警察がこれほど強引に事件のでっち上げを図った背後に、政府内部の支持が有ったことは疑いないと語った。
ファッション・デザイナーのミオル・アブドル・ラザ・ヤハヤ氏がその声明文の中で明らかにしたところによると、アンワル氏が逮捕される2日前の昨年9月19日に逮捕された同氏は3人の警察官によりノンストップで5時間にわたり尋問を受けた。この間警察は、水や食事をとることも認めず、何度も懲役20年の刑に処せられると脅迫した。このため自白書に署名せざるを得なかったと言う。
これ以前には、アンワル氏の元スピーチ・ライターMunawar Anees氏(51)と異母弟のSukma Darmawan Sasmitaat Madja氏(37)が、アンワル氏との異常性行為を理由に6カ月の有罪判決を受けた後、自白は警察により強制されたものとして、控訴手続きをとっている。
また4番目の検察側証人を務めたアンワル夫人の元運転手アジザン・アブ・バカル氏(38)は法廷に出廷したものの、アンワル氏と肉体関係をもったとされる現場のホテルを1店も明らかにすることができなかった。
こうした中で検察側は、アンワル氏の異常性行為を立証することを放棄、職権濫用(アンワル氏がその地位を利用して警察政治部幹部を派遣、自身との異常な関係が噂された複数の者に、こうした事実を否定する宣誓書を書かせたとされる)が有ったか否かのみを立証する戦術に改めた。(LZ:2/14)
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