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1999-02-19 ArtNo.18244
◆<星>S.パワー、送電用トンネル建設の可能性研究
【シンガポール】シンガポール・パワー(SP)はシンガポール東部地区に電力を供給するため、全長15キロの送電用地下トンネルを建設する可能性を研究している。
建設が検討されているトンネルは、アイル・ラジャ及びラブラドル変電所とパヤ・ルバルの新変電所をリンク、400KV(キロ・ボルト)の送電ケーブルが敷設される。西部のトゥアス発電所から中央地区を通過して東部地区に至る全島横断コリドーの一部を成す同トンネルは実行が決まれば、2003年には完成するはずだ。
SP子会社、パワーグリッドのシム・クォンミアン重役(MD)によると、まだ建設コストは見積もられていないが、地下鉄のトンネルが地下6~28メートルであるのに対して送電用トンネルは地下30~40メートルに建設される。同社は既にトゥアスとプラウ・スラヤを結ぶ2本の送電用トンネルを有する。
スラヤ島からジュロンに至る全長2.6キロ、海面下22メートルのトンネルは幅5.4メートル、高さ2.6メートルで、1987年に完成、コストは8800万Sドルだった。
トゥアス発電所とパイオニア・セクター1のターミナル・ビルを結ぶ全長2.1キロ、地下900メートルのトンネルのコストは1億3000万Sドルで、仮にパイオニア・セクター1の道路下ではなく、通常の地下ルートが採られたなら別に1億2000万Sドルのコストがかかったものと見られる。
この種の地下トンネル方式は通常の方式に比べ、長期的にはコストを節約でき、ケーブル敷設の度に道路を掘り返す必要もないと言う。(ST:2/16)
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