SEAnews 1999-02-22 ArtNo.18263

【クアラルンプル】マレーシアの国営石油会社ペトロナスは南アフリカの化学企業Polifin Ltd及びオランダ企業DSM NVと40：40：20の合弁で1億7000万米ドルを投じ、トレンガヌ州Kertihに低密度ポリエチレン生産施設を建設する。
世界第6位の低密度ポリエチレン・メーカーのＤＳＭ幹部がヘールレン(ｵﾗﾝﾀﾞ)でブルームバーグ通信社に語ったところによると、ＤＳＭのクリーン・チュービャラ・リアクター技術を応用した第4のプラントとなるKertihプラントは2001年11月に完成、低密度ポリエチレンのシングル製造ラインとしてはアジア最大規模の年間25万5000トンの製造能力を備える。原料のエチレンはペトロナスが同地に設けた他の合弁プラントから供給を受ける。
低密度ポリエチレンの国際価格は1996年1月以来の最安値を記録しているが、ＤＳＭ幹部は新プラントが完成する2001年末から2010年の間には、年率3％の需要増が見込めると語った。
合弁パートナー3社は今週火曜に関係契約に調印する見通しだ。(STAR:219)