SEAnews 1999-02-26 ArtNo.18326

【ペナン】シーゲート・テクノロジー・インクは、21世紀の挑戦に備え世界的な事業の再編を進めている。
ペナン・シーゲート・インダストリーズ(M)Sdn Bhdのレイ・ヨックヒン副社長兼ＭＤ(ﾏﾚｰｼｱ･ﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞ･ﾍｯﾄﾞ業務担当)が24日語ったところによると、再編に際しては、製造プロセス、製品の市場投入時機の改善、部品納入業者との戦略的提携に照準が合わされる。
こうした再編計画の目的には最良の製品や最良の生産工程の実現、主要顧客との戦略的関係の樹立が含まれる。過去1年来のこうした努力の結果、業績は目覚ましい改善を見た。同社の粗利益率は1997／98年度第2四半期の11.4％から1998／99年度第2四半期の23.8％に改善、現金準備は16億5000万米ドルから22億2000万Ｍドルに急増した。
新ビジネス・モデルを創設する上で実行したことの1つは6つのシグマ・クォリティー・イニシアチブに基づく全ての工程における欠陥排除とサプライ・チェーン・マネージメント・イニシアチブに基づくデザインから最終顧客への製品引渡に至る全サプライ・チェーンの改善が挙げられる。
目下6シグマ・クォリティー計画の下に36人のスタッフが訓練を受けており、また管理職15人がサプライ・チェーン・マネージメントの訓練に参加するため米国に赴く。またマレーシアでは従業員150人を新規雇用した。
シーゲート・テクノロジーの法人コミュニケーション・マネージャーのフィリップ・モンテロ氏によると、サプライ・チェーン・イニシアチブ下の投資は10倍のリターンが見込めると言う。(NST:2/25)