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	1999-03-05 ArtNo.18399 
	◆<馬>モクザニ氏、グループ再編でM$2.6億損失説否定 
	【クアラルンプル】パンタイ・ホールディングズBhd(PHB)のモクザニ・マハティール会長は3日、同社がトンカ・ホールディングズBhd(THB)権益買収で2億6000万Mドルの帳簿上の損失を被ったとのシンガポールのビジネス・タイムズの報道を否定した。 
  それによるとPHBは1997年8~12月の間に公開市場で額面1MドルのTHB株2672万株(総発行株式の16.78%)を1億875万5000Mドルで、またフィレオ・ランドの額面1Mドルの3225万株(同上21.49%)を2億815万Mドルで買収した。これらの投資は長期的なもので、帳簿抹消は行っていない。 
  1997年にはグループは組織再編を計画したが、これらの再編計画の一部は実行されたものの、一部は実行されなかった。不動産企業がヘルスケア事業に乗り出すのが潮流となっているが、PHBのフィレオ・ランド権益買収はその逆を試みたもので、PHBはフィレオ・ランドに関して他の計画も有ったが、これらは実行されなかった。また証券会社や金融会社を買収する計画も、景気後退に伴い棚上げされた。 
  いずれにしてもPHBは今後も病院経営とヘルスケアを中核ビジネスとしていく。病院/ヘルスケア・ビジネスは景気不振で20%縮小したが、依然としてグループ営業額の70%を占めている。 
  この日は、クアラルンプル市内バンサルのパンタイ・メディカル・センター隣接地に8000万Mドルを投じて設ける別館の起工式がもようされた。来年第4四半期に完成する予定の同別館には396床の病棟、治療施設、診断施設、緊急医療施設、支援施設等が設けられる。8000万Mドルは内部資金で賄うと言う。(MBT,STAR:3/4) 
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