|
1999-03-09 ArtNo.18435
◆＜印度＞自動車鍛造部品のＰａｔｈｅｊａ、稼働率１０％にダウン
【ムンバイ】マハラシュトラ州プーナ拠点のPatheja Forgings Ltd(PFL)は、自動車業界の長引くリセッションの直撃を受け、Waluj工場及びBhosari工場の稼働率をいずれも10％に下降させた外、多額の負債を抱え、経営難に陥っている。
ＰＦＬのＯＥ顧客は、Bharat ForgeやKalyani Forge等の他の鍛造業者に鞍替えした。ＰＦＬは多国籍自動車メーカーから受注した契約を実行することもできなくなっている。またTelcoやAshok Leyland等の地元自動車メーカーはその製造規模の縮小に伴いＰＦＬへの発注をカットするとともに、ＰＦＬとの長期ベースでの契約にも消極的になっている。
自動車産業の不振で金融機関が融資約束を反故にしたことからＰＦＬの設備近代化／拡張計画も立ち往生している。ＰＦＬは型鍛造設備の年産能力を4万7000トンから9万4000トンに拡大、年間18万ユニットのクランク・シャフト・マシーン製造施設の増設も計画していた。
一時は最高の利益率を誇っていた同社は、これらの新施設を加えることにより、一層の高付加価値領域に進出できるはずだった。(IE:3/8)
|