SEAnews 1999-03-18 ArtNo.18538

【カルカッタ】日新は地元のＡＢＣインディアLtdと51：49の合弁会社を設立、三菱化学が現地合弁で西ベンガル州ハルディアで進める純粋テレフタル酸(PTA)プロジェクト、ＭＣＡ－ＰＴＡインディア・コーポレーションにロジスティクス・サービスを提供する。
授権資本4クロー、払込資本2クローの合弁会社は、2000年1月から稼働予定のＭＣＡ－ＰＴＡに先ずポスト・プロダクション・ロジスティクス・サービスを提供、その後プレ・プロダクション・ロジスティクスも引き受ける。
日新のキミモリ・タケロウ重役(MD)によると、過去3年同社はニューデリーの代表事務所を通じてインドに進出した日本企業向けの空輸サービスを手がけてきた。需要次第ではさらにインド・ビジネスを拡張する用意があると言う。
元々北西インドを地盤に運輸事業を手がけてきたＡＢＣインディアは1年前から全国規模のロジスティクス・サービス・プロバイダーとして台頭している。同社はＭＣＣ－ＰＴＡのプロジェクト・インポートを一手に引き受け、ハルディア石油化学コンプレックスの高密度ポリエチレン及びポリプロピレン・プラントやブタジエン・プラントの機材輸入業務も請け負っている。また欧州市場進出を目指し、オランダのロジスティクス企業Frans Maas と提携交渉を進めていると言う。(THBL:3/17)