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1999-05-10 ArtNo.19062
◆<星>ピデムコ、リャンコート買収
【シンガポール】政府系シンガポール・テクノロジー・グループの不動産会社Pidemco Landは6日、Goh Cheng Liangファミリーが経営するWuthelamグループのフラッグシップ、Liang Court Holdingsの2億7810万株(総発行株式の58.9%)と5470万ワラントを、市価を大幅に下回る1億7800万Sドルで買収すると発表するとともに、未だ手にせぬ残余株式とワラントに関しても同額の1株63Sセントと1ワラント1Sセントで、公開買付を提案した。
これに伴いリャンコート株のシンガポール証取(SES)における取引は停止されたが、株式の最後の取引価格は90.5Sセント、ワラントは28Sセントだった。
リャンコートのワラントの大きな部分は来年8月31日満期を迎えるが、株式への転換価格は1.15Sドル、これに対して現在の株価は90.5Sセントに過ぎず、このことが名目的な1Sセントでゴー・ファミリーが同ワラントの売却を認めた理由と見られる。リャンコートの株価は4月13日には1株46.5Sセントだったが、その翌日から値上がりし続けていた。
ピデムコはウーテーラムに対して2001年末までに、今回の売値を僅か4Sセント上回る1株67Sセントで、リャンコートの29%のシェアを買い戻すオプションを認めている。従って、ピデムコの傘下に入った後、リャンコートの株価が値上がりすれば、ウーテーラムはキャピタル・ゲインを実現できる。ピデムコの代理を務めるシティーバンクによると、同様のアレンジは全てのリャンコート株主にもオファーされる。
ピデムコは同社にとって初の上場子会社になるリャンコートをホスピタリティー/小売市場開拓の機関車にする方針で、買収手続き完了後、傘下のサービス・アパート、小売ビルはリャンコートの管理下に置き、リャンコートが現在所有するオフィス/ホテル不動産はピデムコの管理下に移す計画だ。
ウーテーラム傘下にはなお、シューペリア・メタル、オムニ・インダストリーズ等の上場企業が存在し、日本ペイントの代理業務と言う主要な収入源も有するが、リャンコートは72歳のビジネスマン、ゴー氏が長年にわたり心血を注いできた事業で、その売却は一時代を画するものと言える。現在のリャンコート付近に存在した狭苦しい3階建て長屋に生まれたゴー氏は、シンガポールが日本軍に占領されるまで14年間そこで生活、1984年にリャンコートが完成した後はその最上階に居を構えてきた。ゴー氏は今では半ば引退し、リャンコート・ホールディングズの経営はシンガポール・テレコム会長も務めるコー・ブンフィー氏に委ねている。(BT,ST,LZ:5/7)
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