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1999-05-10 ArtNo.19063
◆＜星＞シェル、向こう数ヶ月間に一層のジョブ・カット
【シンガポール】シェル・シンガポールは域内事業の環境変化に対応した組織再編に伴い向こう数カ月間に更に多くのジョブ・カットを実行する。
シェル・スポークスマンが地元紙に語ったところによれば、組織再編に伴う業務の効率化、域内部門の作業共同化等からローカル・レベルでのジョブ・カットは不可避で、先ずブコム製油所の1000人の労働者の25％が整理される。しかし直接大量解雇が行われる訳ではなく、影響を受ける労働者は可能な限り、社内の他のポストに配置転換される。
シェルは域内通貨危機に伴う石油需要の下降が生じた1997年に、trail-blazing(先駆け)と銘打った経費削減策を導入したが、東部地区石油製品経営の組織再編は今年2月に開始されたもの。シェルはその際、東部地区石油製品営業本部をシンガポールに設けると発表していた。
中東から太平洋諸島に至る東部地区内の共同作業を最高レベルに引き上げるため、リージョナル化を徹底することが組織再編の重要ポイントとされ、こうした再編は、新規雇用機会の創出や既存スタッフにエキサイティングな新使命を与えることにもつながると言う。(BT:5/5)
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