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1999-05-19 ArtNo.19168
◆<星>蔵相、域内証券市場のバブルに警鐘
【シンガポール】リチャード・フー蔵相は16日、シンガポールの株式市場には既にバブル現象が生じていると指摘するとともに、バブル崩壊の危険は域内の他の市場にも存在すると警鐘した。
アジア太平洋地域経済協力(APEC)蔵相会議に出席後、シンガポール記者団と会見したフー蔵相によると、目下域内諸国が直面する問題の1つは市場が理由のないユーフォリア(多幸感)に支配されていること。蔵相は「危険や不愉快な事は忘れ、あたかも全てがうまく行っているような感覚が市場を支配している」とし、「我々が最も回避を望む状況が出現している」と付言した。こうしたことはシンガポールに限らず域内の国の識者全てが感じており、このほど米国財務長官に指名されたサマーズ氏も同様の指摘を行ったたと言う。
フー蔵相は目下の懸念材料として、米国証券市場に生じた潜在的バブル現象、欧州の経済成長鈍化、ロシアが直面する新たな危機、バルカン半島の前途、インドネシアの政情を列挙、全てがうまく行っているなどと思い込んで良い状況にはないと指摘した。
こうした市場情緒が生じた理由としては、高い流動性と低金利、および両者のコンビネーションが挙げられ、シンガポールばかりでなく、域内の他の市場にもこのことは当てはまると言う。
フー蔵相はまた、日本輸出入銀行が経済危機に見舞われた域内諸国の起債に保証を提供すると言う宮澤提案をシンガポールは全面的に支持すると語った。それによると、この種の債券の一部は域内金融センターのシンガポールを通じて発行されるものと見られる。また日本の投資機関の東南アジア復帰の呼び水にもなることから、シンガポールも恩恵を受けられる。この種の起債計画に対するシンガポールとしての支援策に関しては、ゴー・チョクトン首相が既に検討を約束していると言う。
シンガポールの店頭市場セントラル・リミット・オーダー・ブック(CLOB)を巡る問題に関してフー蔵相は、両国証券取引所のそれぞれ異なる問題と化しており、何時解決するか予想がつかいないと語った。(ST,LZ:5/17)
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