【ニューデリー】Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)は22日、Power Grid Corporation of India(PGCIL)と、後者が全国送電網に並行して敷設する光ファイバー通信ケーブルのキャパシティーをリースすることに関する覚書を交換した。
両社は目下、合弁会社を設立する可能性を検討しており、追って決定が下される。ＶＳＮＬが覚書方式を採用したのは、電信局(DOT)と直接競争するようなプロジェクトはこれまで関係当局の認可を売るのが困難だったためとされる。
このため両社の正式契約は長距離電話経営に関する国策が明らかになってからと見られるが、関係条件は今年8月15日までに発表されるものと予想されている。
一方、ＰＧＣＩＬのR. P. Singh会長によると、今回の覚書は独占的なものではなく、同社は他のテレコム企業とも同様な契約を結び、キャパシティーの十分な利用を確保する計画だ。目下関係交渉が進められている企業には、BPL、TCIL、Jain TV、Fibre Optic Around the Globe (FLAG)のプロモーターが含まれる。主要都市の初歩的リンクは2000年1月までの完成が目指されると言う。(THBL,IE:5/23)