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1999-06-21 ArtNo.19516
◆<星・印尼>天然ガス交渉座礁?
【シンガポール】インドネシアの国営石油会社プルタミナ幹部は17日、シンガポール・パワー(SP)への天然ガス供給計画は価格問題で暗礁に乗り上げ、棚上げされたと語った。
プルタミナは1998年9月に、南スマトラで産出された天然ガスを2001年から日量1億5000万標準立方フィート、SP傘下のパワー・ガスに供給することでSPと合意、同供給量は日量3億標準立方フィート以上に拡大されるはずだった。
プルタミナのPriyambodo Mulyosudirjo上級副社長によると、SPがガス購入量を当初の合意よりも大幅にカットする意向を表明したため、プルタミナとプルタミナ・ガス・ヌガラは、ガス価格の引き上げを求めたと言う。しかし同氏はシンガポール側が希望する購入量もインドネシア側が望む価格についても明らかにすることを避けた。
同プロジェクトには3億5400万Sドルを投じてスマトラのGrissikとシンガポールを結ぶ135キロのガス・パイプラインを敷設する計画も含まれている。
プルタミナ幹部はSPとの交渉が破談になった場合は、西ジャワまでパイプラインを敷設し、同地の急増するガス需要に応じる可能性を検討していると語った。
一方、パワー・ガスのWong Toon Suan重役(MD)は、同社としてはインドネシア側との交渉再開を待っているところで、引き続き協議を続けるが、購入価格と購入量に関して合意を得る必要があると語った。
他方、コノコ・インクは先週西ナトゥナ諸島で新ガス田を掘り当てたと発表した。同鉱区はインドネシアとシンガポールのガス供給協定がカバーする地域外のものだが、将来シンガポールの拡大する需要に応じることができると言う。(BT,LZ:6/18)
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