SEAnews 1999-06-22 ArtNo.19539

【クアラルンプル】カネカ・コーポレーションは傘下の4子会社、Kaneka(Malaysia)Sdn Bhd、Kaneka Electec Sdn Bhd、Kaneka Eperan Sdn Bhd、Kaneka Paste Polymers Sdn Bhdの今年の輸出が1億8000万Ｍドルに達するもののと見込んでいる。
カネカのサノ・ヒロシ重役(MD)によると、クアンタン市Gebengインダストリアル・エステートを拠点に、特殊石油化学製品とマグネチック・ワイヤーの製造を手掛けるこれら4社の昨年の輸出は1億2000万Ｍドルにとどまった。
同社は1995年8月以来4億4000万Ｍドルを投資してきた。Kaneka(Malaysia)Sdn Bhd、Kaneka Electec Sdn Bhd、Kaneka Eperan Sdn Bhdは、Kane Ace B、Kane Ace PA、マグネチック・ワイヤー、Flux CPM、エクスパンデッド・ポリエチレン、エクスパンデッド・ポリプロピレンの製造を手掛け、Kaneka Paste Polymers Sdn Bhdは来年10月から商業生産を開始、ディスパージョン塩化ポリビニール(DPVC)の生産を手掛ける。ＤＰＶＣの90％は輸出される。
鐘化はメチル・ブタジエン・スチレン(MBS)では世界市場の50％、ポリオレフィンでは80％、マグネチック・ワイヤーでは20～25％の、シェアを占めている。
マレーシアで生産された製品の80％は、オーストラリア、インド、パキスタン、ニュージーランド、中国等に輸出されている。(NST:6/19)