SEAnews 1995-01-19 ArtNo.200

【シンガポール】シンガポールの不動産王ン・テンフォン氏のファー・イースト・グループに所属する上場企業オーチャード・パレード・ホールディングズ(OPH)はワイワイ・グループと手を組みパキスタンにおけるセル式電話事業に参画する交渉を進めている。
ＯＰＨのリョン・ホーンキー重役(MD)によると、ＯＰＨとワイワイは目下パキスタンのセル式電話営業免許所持者と直接交渉を進めており、向こう2カ月以内に結果が出る見通しだ。ＯＰＨはワイワイとともにシンガポールにおけるセル式電話及びページング・サービス・ライセンスの入札にも参加しており、パキスタンのセル式電話事業のコストはシンガポールにおけるもの(見積もりコストS$3億)を下回ることはないと予想されている。またこれら3件のプロジェクトの内1件でもものにできれば、向こう5年間に通信事業はグループ営業収益の20～30％に貢献することになる。これに対して不動産開発収入は現在の70％から50％に縮小するが、ホテル事業収入は現在の30％の水準を維持する見通しと言う。(ST:1/18)