SEAnews 1999-09-15 ArtNo.20416

【ポートディクソン】Brunswickグループ傘下の年商15億米ドルの船外モーター／ボート製造業者Mercury Marineはマレーシアに製造拠点を設け域内のレジャー用ボート産業のセンターにする計画だ。
米国拠点マーキュリー・マリーンのTheo N. Wiggill社長が13日催されたアジア・ディーラー会議後記者会見したところによると、1996年に設置された完全出資子会社のマーキュリー・マリーンSdn Bhdは目下、スラゴール州シャー・アラムのHicom Glenmarie Industrial Parkでボートを組立ているが、最近マレーシアの地元グループからボートの製造業務を引き受けたいと言う引合いが有った。このため同社は報告書を作成して提出するよう求めた。
目下、同社のマレーシアにおける主要顧客は政府機関や商業組織が主で、レジャー・ボート業界は10％にとどまっている。同社は漁業界向けアルミ・ボートの販売も検討している。アルミ・ボートは木製やグラスファイバー製に比べ、軽量で耐用性がある。多少コストが嵩むが、仮に現地製造できれば、コストも引き下げられると言う。(NST:9/14)