|
1999-09-21 ArtNo.20458
◆＜星＞Ｓ．パワー、台湾長生電力の２５％権益をＳ＄２億で買収
【シンガポール】シンガポール・パワー(SP)は台湾の独立電力供給業者(IPP)長生電力(ｴﾊﾞｰﾊﾟﾜｰ)の25％の権益を2億700万Ｓドルで買収した。
ＳＰの梅徳侠(Boey Tak Hap)社長兼ＣＥＯによると、長億実業工業(ｴﾊﾞｰ･ﾌｫｰﾁｭﾝ･ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｱﾙ)傘下の長生電力への出資は、事業国際化計画の一環で、同社の海外投資担当子会社シンガポール・パワー・インターナショナル(SPI)は、米国、欧州、アジアの電力会社との競争に勝ち、関係権益を落札した。
これにより長生電力には長億実業工業が35％、ＳＰが25％、丸紅が24.27％出資、残りのシェアは台湾の複数の金融機関が保持している。長生電力は台湾北部に天然ガスを燃料とした960ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の複合サイクル発電施設を有し、来年第1四半期の稼働を予定している。
長生電力は、台湾第2のＩＰＰで、また台湾におけるＩＰＰに外資が参画する最初のケースとなる。同社は25カ年契約で台湾電力公司(Taipower)に電力を供給する。
ＳＰはシンガポール国内電力市場の開放に伴い、2001年までにPowerSenokoとPowerSerayaの権益を手放すことになっており、海外における電力権益の取得に本腰を入れている。同社は向こう10年間に同目的を達成するためシンガポールの内外で20億Ｓドルを投資すると言う。(ST,B,LZ:9/18)
|