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1995-06-22 ArtNo.2079
◆＜星＞日立造船(S)、８８％減益
【シンガポール】日立造船シンガポールLtdは造船業界の競争過熱から95年3月末締め年度に88.7％の減益を報告した。
同社は「競争過熱に伴う値下げに加え、契約の規模／件数の縮小が営業額の下降とマージンの縮小を招いた。また米ドルの軟化と海運市況の低迷がこうした傾向に拍車を掛けた」としている。営業額は前年の2億740万Ｓドルから1億8850万Ｓドルに9.1％ダウン、税引き利益は2690万Ｓドルから僅か300万Ｓドルに激減した。この結果1株益も7.68セントから0.87セントに急降下し、アナリストが予想した4.0セントを大幅に下回った。同社はシンガポールの労働コストは向こう10年間に日本並みになると予想するとともに、中国南部やベトナムへの工場進出の機会を探っており、既存工場を買収する可能性も有るとしている。(ST,BT,LZ:6/21)
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