SEAnews 1999-10-27 ArtNo.20835

【クアラルンプル】Malaysia Airport Holdings Bhd(MAHB)は今年末に予定されるクアラルンプル証取(KLSE)上場に先立って増資後の払い込み資本の10％に相当する額面1Ｍドルの新株1億1000万株を、1株2.50Ｍドルで国内機関投資家を対象に公開した。
ＭＡＨＢのロスマン・アブドラ重役(ED)が25日催された公募引受契約調印式後語ったところによると、以上の私募とは別にミニスター・オブ・ファイナンス・インク(MOF)は増資後の総発行株式の8％に相当する8800万株を、1株2.50Ｍドルで一般投資家向けに公開する。
目下ＭＯＦと政府投資会社カザナ・ナシオナルBhdはＭＡＨＢの100％の権益を保持しているが、授権資本20億Ｍドル／払込資本11億ＭドルのＭＡＨＢがＫＬＳＥ上場される際には、両社のＭＡＨＢ持ち分は合計72％に下降する。残りの28％の内、8％は地元小口投資家、10％は地元機関投資家、10％はＭＡＨＢ管理層と職員に配分される。
さらに来年第1四半期には、ＭＡＨＢの増資後の20％に相当する2億2000万株が外国投資家向けに公開される。これにより政府のＭＡＨＢ持ち分は52％に下降する。
外国投資家に対する私募を来年まで延期するのは、その時にはミレニアム・バグ(2000年問題)の影響が明らかになるためで、私募価格はその時点における株価を基準に設定される。
ＭＡＨＢはクアラルンプル国際空港の他、国際空港4港、国内空港15港、その他の離着陸施設17カ所を管理している。(STAR,ST,BT,LZ:10/28)