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1999-11-11 ArtNo.20984
◆<星>ファースト・コール、アジアにおけるプレゼンス強化
【シンガポール】金融情報会社First Call Corporation(FCC)は、米国の金融業界では圧倒的なシェアを占めているが、アジア、取り分けシンガポールにおけるプレゼンスはそれほど強力ではない。このためメディア・インタビュー、サード・パーティー金融情報プロバイダー(ブルーム・バーグ等)との提携、マーケッティング等、あらゆる方式を通じて、プレゼンスの強化を図る。
Brent Delehey社長(34)によると、年商70億米ドルのマンモス情報出版会社Thomson Corporation傘下のFCCの名を知る者はそれほど多くないが、米国のファンド・マネージャーの98%が同社が提供するデータの少なくとも1フォームを利用している。ファースト・コールの全世界のスタッフは総勢600人で、全世界のユーザーは3万社を数え、同業者の中では最大。このため同社は最も信頼すべき情報源と見なされている。シンガポール・オフィスには1ダースほどのスタッフが勤務しているだけだが、トムソン・ファイナンシャルの60人余のスタッフが後方支援を提供している。
ボストン拠点のFCCが提供する情報には、リアルタイム金融情報、ブローカー・リサーチ、利益予測、インサーダー・トレーディング、オーナーシップ情報、法人ニュースが含まれ、サービスの75%はインターネットを通じてアクセスできる。しかしデリヘイ氏は、ネット会社のレッテルを張られるのは願い下げと語る。
デリヘイ氏によれば、ファースト・コールとdot com企業の違いは、健全なビジネス・モデルを持ち、実際に利益を上げていること。昨年の営業収入は15%の成長を見た。デリヘイ氏は、FCCの競争力は、膨大な情報を顧客に役立つ形式にカスタマイズして即座に提供する能力と自負する。しかし今日の顧客はあらゆるデータへのアクセス、また様々なインターフェースを通じたより速いアクセスを求めるようになっており、インターネットは今後、情報企業各社が鎬を削る最前線になる。またインターネット時代には、メディア企業やIT企業、ネット会社の境界が不明瞭になり、ヤッフーやマイクロソフト・ネットワーク、KPMG等とも競争せなばならないと言う。(ST:11/9)
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