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1999-11-20 ArtNo.21084
◆＜印度＞スポンジ・アイアン、Ｍｅｃｏｎと手を組み下流部門進出
【ハイデラバード】政府系Sponge Iron India Ltd(SIL)は、経営不振を打開する最後の手段としてMetallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)を抱き込み、下流部門への進出を図る。
政府持ち分売却委員会は7ヶ月前に政府にＳＩＬ全持ち分の売却を提案、これを受けて政府は戦略的持ち分の処分を検討中とされるが、ＳＩＬは鉄鋼省に今回限りを条件に10クローの新資金注入を要請している。
ＳＩＬのRajat Chakrabortty会長兼ＭＤによると、Tamil Nadu Sponge、Bellary Steel、HEG、Raipur Alloys等の例からも明らかなように下流部門プラントを設けて初めてＳＩＬの採算が実現される。新プロジェクトのコストは5ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)発電施設も含め25クローと見積もられる。Meconの協力が得られれば、海綿鉄を原料とする溶鉱炉を設け、ピレットを製造する。Meconの報告書は1ヶ月以内に完成するが、もし実行可能と結論されるなら、同報告書を鉄鋼省に提出、最終認可を得る。
最近の市況改善に加え新プロジェクトが実行されれば、同社は2年内に黒字を実現できる。同社の過去6年の累積赤字は12クロー、1998／99年度営業額は23クローで、同年だけで赤字が9.63クローに達した。従業員は622人から406人に縮小されており、最終的に300人まで削減されると言う。(IE:11/19)
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