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1999-12-13 ArtNo.21312
◆<印度>亜鉛メッキ鋼板価格急騰
【ムンバイ】国産亜鉛メッキ鋼板(平板GP/波板GC)価格は1999年9-12月の間も上昇傾向を辿っている。例年であれば同期間の価格は横ばいか、下降を見るが、今年はこれまでとは異なっている。
GP/GC価格は1999年9-12月の間には2500ルピー・アッップしたが、依然として1997/98の2万8500ルピー(税込み)のレベルを1000ルピー下回っている。しかし来年1月にはトン当たり2000ルピーの値上げが予定されている。
こうした異常な値上がりの原因としては、これまで数四半期は、輸出価格が値下がりし、多くの輸出業者がその在庫を、国内市場で処分したことから大幅な値下がりが生じていたことが指摘できる。
またHRC価格が1000ルピー・アップし、亜鉛価格も8月のトン当たり1066ルピーから10月半ばの1180ルピーにアップしたことから、GP/GC製品価格の値上りは不可避だった。加えて主要メーカーが輸出を再開したため、国内市場における供給過多も消失した。
国内最大の亜鉛メッキ鋼板メーカーJindal Iron & Steel(JISCO)の今年の輸出量は、既に昨年通年の輸出実績6万5000トンを突破、来年3月までには17万5000トンのレベルに達する可能性がある。11月だけでも通常の1万トンの倍の2万トンを輸出した。
JISCOのNK Jain重役(MD)によれば、輸出は国内販売に比べ20%の高収益が見込めることから、国内プレーヤーは製品の平均25%を輸出に振り向けるものと見られると言う。(ET:12/10)
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