【クアラルンプル】Lion Corp Bhdは熱間圧延コイル(HRC)事業の稼働で鉄鋼市況復調の波に乗ることができ、また自動車及びオフィス家具製造部門も国内や域内経済の回復に支えられ業績が改善すると予想している。
Tan Sri William HJ Cheng会長が年次報告書の中で明らかにしたところによると、スラゴール州Bantingに25億Ｍドルを投じて設けたMegasteel Sdn BhdのＨＲＣ工場は試運転を開始、1年内に年産250万メートル・トンのレベルに達する見通しだ。これによりマレーシアは年間32億Ｍドルの外貨を節約できる。同工場では厚さ1～21ミリ、重量5～30メートル・トンの製品が製造される。
ライオンが50.01％出資するKinabalu Motor Assembly Sdn Bhd(KMA)は市況が低迷した1999年6月期にも、前年を僅かに上回る1億340万Ｍドルの売り上げを達成、税引き前利益も120万Ｍドルに達した。ＫＭＡはイスズのＴＦシリーズ・ピックアップ3モデル(4WD Crew Cab/4WD Space Cab/4WD Single Cab)を新たに発売した。
一方、Lion Steelworks Sdn Bhd/Lion Trading & Marketing SdnBhdの税引き前利益は、リセッションの影響で、各3520万Ｍドルと10万と、何れも前年を下回った。(MBT:12/13)