SEAnews 1999-12-16 ArtNo.21346

【シンガポール】スターハブ・インターネットはインターネット無料アクセス・サービス“surf-for-free”プロモーションを開始して以来、僅か9日間に10万人の新規契約者を獲得した。
スターハブ・インターネットは向こう12ヶ月間に20万人の新規契約者を獲得する目標を掲げているが、早くも目標の半ばが達成されたことになる。ちなみに同社のこれまでの契約者ベースは5万人に過ぎなかった。
スターハブのPeter Kaliaropoulos上級副社長が14日記者会見したところによると、スターハブ・インターネットは1日最大1200本の問い合わせ電話を受けているが、その大部分はライバル、シングネットとパシフィック・インターネットの契約者で占められている。
新顧客獲得の目標は、依然として20万人に設定されており、同社のインフラの許容限度も20万人だが、こうした旺盛な反応が持続するなら、インフラを拡張する。
スターハブ・インターネットは、これまで広告獲得に奔走してきたが、ここ数日は毎日5～10の広告申し込みが寄せられている。この分では4年内にキャッシュ・フローはプラスに転換する見通しだ。同社は5年で採算ベースに乗せることを目指している。
シングネットが打ち出した“free-surf-cum-free-e-mail”プロモーションに関してスターハブ・インターネットのTan Tong Hai重役(GM)は、「依然として新規契約者の波が続いており、特に懸念はしていない」と語った。“surf-for-free”では、YahooやHotmail等のウェブ・ベースのＥメールを利用、スターハブ・インターネット自身はその種のファシリティーを提供していない。これに対してシングネットの“free-surf-cum-free-e-mail”では、Ｅメールのアドレスも提供される。タン氏は「如何なるフォームのＥメールを希望するかは顧客の選択に委ねる」と語った。(ST,BT,LZ:12/15)