SEAnews 1999-12-21 ArtNo.21403

【ムンバイ】地場軽商用車大手、Eicher Motors Ltd(EML)は21世紀に向けた新戦略の一環として、競争が過熱する中／大型商用車(M&HCV)市場への進出を図る。
最初の中型商用車(MCV)は2000年1月に、大型商用車(HCV)は2001年3月に、それぞれ発売される。タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニー(TELCO)及びAshok Leyland Ltd(ALL)との競争は予想されるものの、ＥＭＬは独自開発したユーロ排ガス基準を満たしたエンジンを武器に、優位に立てるものと自信を抱いている。
ＥＭＬのRakesh Kalra重役によると、Euro I排ガス基準を満たしたエンジン搭載のＭＣＶの価格は50万～52万5000ルピー。同社は100クローを投じて年産1万台のＨＣＶ製造施設も設けた。
Pitampur工場におけるＭＣＶ10.5トン車モデルの開発コストは10～15クロー、同工場の年産能力は1万2000～1万5000台。同工場は2001年3月に試運転を開始する。2000年時の投資支出は40クローで、その60％はターム・ローンで賄われる。
ＥＭＬは目下6～9トンのCanterレーンジの車両を製造しており、国産部品使用率は90％、同社はEuro I排ガス基準を満たしたエンジンも独自開発、既存ＬＣＶのエンジンは今会計年度内に新排ガス基準を満たしたものに転換される。
1999年4－11月の間の販売台数は5081台と、昨年同期の4049台に比べ25％アップ、業界平均の7％以下の成長率を遙かに上回った。(ET:12/20)