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1999-12-24 ArtNo.21421
◆<星>タクラル、上半期もS$1億ボトムライン損失計上
【シンガポール】地元商社Thakral Corpは22日、昨年通年の2億1800万Sドルの損失に続き、1999年9月期上半期にも、1億Sドルのボトムライン損失を計上したと発表、投資家らにショックを与えた。
電子製品の流通業務を中核とし、ビジネスの95%を中国/香港に依存するタクラル・グループは、中国における需要の落ち込みと、商品在庫に対する多額な引き当てが致命傷になり、上半期には営業段階で前年同期の2450万Sドルの黒字から5880万Sドルの赤字に転落。加えて特別項目でも4180万Sドルの為替差損を計上した。しかしながら昨年来の損失の主因になった円ヘッジは全て満期を迎えたことから最早この方面のエクスポージャーは存在しない。同社の日本方面のサプライヤーは今や米ドル建てによる納入を認めている。とは言え人民元の値下がりや米ドルにリンクされた香港ドルのリスクに備えて1997年に実行されたヘッジの影響が依然として予想される。
上半期の売上も前年同期の4億2840万Sドルから3億4530万Sドルにほぼ20%下降した。
タクラルのInderbethal Singh Thakral重役(MD)によると、中国における消費者需要は低迷しており、小売り売上は過去26ヶ月にわたり下降線を辿っている。このため同社は需要回復に対する期待は捨て、現実的対応を図っており、運転資金のカット、倉庫スペースの縮小等、コスト削減に努めている。こうした努力もあって利益マージンは上半期の4%から下半期には6%にアップする見通しで、営業利益及び、ボトムラインの黒字も回復できる見通しだ。
5億Sドルの債務を抱えるタクラルは向こう12ヶ月間に約6000万Sドルの非中核部門資産を売却、債務返済に当てる。在庫や債権管理の改善を通じて運転資金も6000万Sドルほど削減される。
シンガポールや香港の銀行により提供された2億5000万米ドルの信用供与は来年4月に満期を迎えるが、内2000万米ドルは既に返済済みで、残りについては、アーサー・アンデルセンの支援下に目下リスケジューリングが図られている。
アサー・アンデルセンのニッキー・タン氏によると、向こう12ヶ月間に株主割り当てや、戦略パートナーとの提携を通じて、1億2000万~1億5000万Sドルの増資を行い、負債の資本への転換を図ると言う。(ST,BT,LZ:12/23)
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