SEAnews 2000-01-07 ArtNo.21467

【シンガポール】電子業界向けにインターネット・トレーディング・ハブ・サービスを提供するシンガポールの地元企業Advanced Manufacturing Online(AMO)は、台湾拠点の世界的半導体ファンドリー会社、Taiwan Semiconductor Manufacturing Co(TSMC)と、後者のサプライヤー1000社(総数の5分の1)をインターネットに乗せる契約を結んだ。
ＡＭＯのJustin Hsu氏(台湾担当ｶﾝﾄﾘｰ･ﾏﾈｰｼﾞｬｰ)が先月明らかにしたところによると、ＴＳＭＣとの契約は、同社の台湾半導体産業市場進出に道を開くもので、台湾政府が企業のオンライン化を奨励していることから、新年度はＡＭＯにとって台湾ビジネス・ブームの年になる見通しだ。ＡＭＯは目下台湾企業3社のオンライン・ハブの運営を引き受けているが、新年度はその数が少なくとも30社に達するものと予想される。これに伴いＡＭＯの台湾投資も現在の2500万台湾元(S$128万)から3倍以上に拡大するはずだ。
ＡＭＯは向こう2年内にＴＳＭＣの主要サプライヤー1000社をオンライン化する計画で、これによりサプライヤーのリスポンス・タイムが現在の3日から1日に短縮、サプライヤー・サイドの在庫は20％縮小、最終的に生産性が45％アップするものと見られると言う。(ST:12/25)