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2000-01-17 ArtNo.21567
◆<印度>鉄鉱石業界、日本の景気回復に伴う波及効果は期待薄?
【ニューデリー】インド鉄鉱業界が伝統的顧客としてきた日本の景気には上向く兆しが生じているもののその波及効果はさして期待できそうにない。
インドの鉄鉱石輸出は過去32ヶ月不振続きで、1998年4-9月の6ヶ月の輸出実績は前年同期比34%減の1億5000万米ドル、1999年4-9月のそれは35%減の9700万米ドルにとどまった。
インドの鉄鉱石業界はオーストラリアとブラジルに続くプライム・ステータスを享受した時代もあったが、世界的な鉄鋼市場の不振で、多くの鉄鉱業者が生産削減を強いられ、取り分け輸出は日本の景気不振の打撃を受けた。日本経済の復調の兆しはインド鉄鉱石業界の福音のはずだが、今やインドの鉄鉱石は以前に比べ割高になっている。労働コストに限っても往時に比べ30%値上がりしている。
最も不幸なことは、インドでは50年前とほとんど同じ生産プロセスが用いられていること。Rourkelaから40キロ、国内最大のChiria鉱山にしても、近代的機械設備を備えていない。鉄鉱石の鉄分含有量が大幅に下降したことから、トン当たり鉄鋼生産の運輸コストとエネルギー・コストが急増している。
この結果Chiriaの鉄鉱石のトン当たり価格が450ルピーであるのに対して、市場価格は250ルピーに過ぎない。
一方、日本におけるトン当たり鉄鋼製造コストは530米ドルと世界最高で、例えばインドにおけるコストはトン当たり290米ドルに過ぎない。このため日本の鉄鋼業界はあらゆる面でコスト削減を強いられている。
こうした事情から日本の景気回復に乗じるには、インド鉄鉱業界は値下げせねばならず、他に選択の余地はないと言う。(IE:1/15)
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